シルク印刷、グラビア印刷、オフセット印刷……どう違うの?

コラム
包装資材

シルク印刷、グラビア印刷、オフセット印刷……どう違うの?

オリジナルパッケージづくりに欠かせないのが「印刷」の工程です。ひとくちに印刷と言っても、方法によってできること・できないことがあり、金額も様々です。
今回は弊社で主に採用している印刷方法について、その特徴を解説します!

シルクスクリーン印刷(シルク印刷)

ロゴや社名など、色数が少なくシンプルな図案に適した方法です。印刷の原理はステンシルに似ていて、印刷したい部分だけインクが通過するようにした版を印刷したい物に乗せ、スキージー(ヘラ)でインクを押し込むというやり方です。
100枚からの小ロットから印刷でき、版代も安く抑えられます。また製袋済みの製品にそのまま印刷できるということも、シルク印刷の強味です。グラビア印刷やオンデマンド印刷は製袋前のフィルムロールに印刷する必要があり、どうしても納期は長めになってきます。シルク印刷なら仕上り済みの袋に印刷できるので、短納期で仕上げることができます。
デメリットとしては1枚当たりの印刷賃が割高なこと、複雑な多色表現はできないということです。

シルクスクリーン印刷
※画像はイメージです

グラビア印刷

グラビア印刷は凹版印刷の一つで、版の凹んだところにインクをつけ、印刷対象に転写する方式です。凹の深さ・形状でインクの量を調整でき、細かい濃淡を表現できます。ただし版代は高額なのでイニシャルコストがかかります。また製版の時間もかかるので、納期も他の印刷方法より長くなります。大ロット・大量生産の印刷に適した方法です。
グラビア印刷の袋の特徴として、フィルムの生産工程で印刷をするので印刷面が外側に露出しない、ということが挙げられます。印刷面が守られているので色落ちがなく、写真などの精細な表現も可能です。

グラビア印刷
※画像はイメージです

オンデマンド印刷(デジタル/オフセット印刷)

オンデマンド印刷は、小ロットでフルカラープリントが可能な印刷方式です。版代が不要なのでイニシャルコストを下げられる印刷方法です。
「オンデマンド(on demand=必要に応じて)」という名前が示す通り「必要な量だけ、必要な時に」印刷できるメリットがあります。
その反面、製品サイズが限定されたりロットが大きくなっても1枚当たりのコストが下げられないというデメリットもあります。
図はオフセット印刷の簡単な図解です。版のインキをいったんブランケットに転写 (offset) してから被印刷体に印刷しています。

オフセット印刷
※画像はイメージです

CONTACT US

お問い合わせ

圧縮袋、防水ケース、スライドジッパーのOEMやオリジナル製品の製造についてご不明な点などお気軽にお問い合わせください。